ポイントはコミュニケーション(*^^)v

みなさま、ご無沙汰しております。

主任の船越です。

寒さ一段と厳しくなって参りました。

体調等には益々気を付けて過ごさなければなりませんね(*´з`)

「ことば」「コミュニケーション」「社会性」

日常生活の中でこれらが焦点になる場面が多くあるかと思います。

そしてサンクスでは、運動療育の場面で・・・

 

「運動なんて無理だ!」「できないよ!」「運動なんて嫌だ!」

と・・・そう感じている子ども達も少なくはありませんね。

運動、スポーツ、あそびといった身体活動は、

あらゆる場面においてコミュニケーション力が

求められます。

その中に、自分自身とのコミュニケーション、

環境とのコミュニケーション、人とのコミュニケーション等があります。

そう言ったコミュニケーション力を身体活動で育むことによって、

自分のからだへの自信、人との信頼関係、状況や環境への適応力、道具

の使い方、創造力や想像力、対人関係など、社会性のスキルアップにも

繋がっていきます。

サンクスで行っているSST(ソーシャルスキルトレーニング)もその1つです。

 

自分の身体が意識できない、思うように身体が動かない、

すぐに身体が疲れてしまう、

姿勢がなかなか保てないなどの運動の苦手さ・・・

子ども達にとって必要なのは、運動・スポーツ・あそびの中で

スモールステップで自分の身体と向き合うことができ、

楽しいと実感することができること。

そして何より、私たち支援者が子ども達にとって

「どんなことに興味があって、何が出来るのか?できないのか?」

「本人の強み・長所・得意なことは何なのか?」を観察し、

子ども達の「できる!」「できた!」「できるようになった!」

を積み重ね体感させてあげることだと実感しています。

その中でプラス必要になってくるのが

「コミュニケーション」だと捉えます。

コミュニケーション能力には個人差があります。

サンクスでは運動を通して、

子ども間でのコミュニケーションを促進することにより、

運動がより楽しく取り組めることも視野に考えた支援を行っています。

例えば、子ども達と支援者を交えてのボール運動を行う際、

全員で大きな円になりキャッチボールを試みます。

ボールを投げる側が相手への質問のお題を考え

「好きな食べ物は何ですか?」と言って投げます。

ボールを捕る側は好きな食べ物の答えを言います。

次から次へとキャッチボールが繰り広げられる中、

お題が重ならないようにどんどん進んでいきます。

そうすることにより「投げる」「捕る」と言う動作に加え、

「見る」「考える」「伝える」「聞く」「答える」という思考をし

判断することも加わる訳です。

複数の動作を並行して行うことで、簡単に思えるキャッチボールも

気付けば難易度も上がり面白くなっていきます。

子ども達にとってコミュニケーションが図れる機会をつくることで、

お互いを知り理解するきっかけになります。

更には、チームワークが必要な運動の場面においても、

コミュニケーションがきっかけで円滑に活動できるように

なることは言うまでもありません。

これからも運動療育を通じて、

子ども達の笑顔がたくさん引き出せる関わりを

スタッフ一同させていただきますね(*^▽^*)/