ペットボトルタワー

豪雨のあとは一気に暑さが増しましたね。本格的な夏も目の前です。

暑い夏を前に、必要なのはまず暑さを乗り切る体力!

ということで、今日は今月の自己目標は「体調・体力・体重管理で元気!」の森田が療育のレポートです!

 

さて、とある日の療育では、ペットボトルを使って様々な運動を行いました。

 

中でも、ペットボトルをリレー形式で高く積み上げていくチーム対抗戦は白熱しました。チーム戦となると子どもたちの勝負に対する熱さが見られ、表情が変わります。

ペットボトルを積み上げるには、土台となる部分をしっかり作って、そこから積み上げていく上のボトルをいかに崩れないようにバランスよく積み重ねるかという置き方の工夫が必要です。

「どうやったらいいだろう?」と思考することで脳を鍛え、考えたことを指先に伝達する機能も促します。

 

作戦タイムでは、どういう積み方をすればバランスよく積めるのか、こんな積み方はおもしろそう等の意見が出ていました。自分の思いを分かりやすく伝えられるように指を使って表したり、走順を考えたり、チームでまるくなって仲間の作戦を懸命に聴く姿も見られたりしました。

チームでリレー形式にしているのは、ただ単に勝敗をつけてゲーム感覚を味わうだけでなく、対人面(コミュニケーション技術)でも課題を持つ子どもたちに「仲間と一緒に考える」という経験も重ねてもらうためでもあります。

 

普段は自分の思いだけで行動しがちな子も、作戦タイムでは他の子の意見を聴いたり、取り入れたりと協働することができたりします。

状況に応じてスタッフが介入しながら、安心して友達と意見交換できる経験を子どもたちにさせてあげたいと思っています(^-^)

 

 

コーチの想像を超えるアイデアがたくさん見られたペットボトルタワー。

自分の思いを伝えようとする姿、友達が話していることを懸命に聴こうとする姿に成長を感じました。

そして、子どもたちの発想のおもしろさに驚かされるばかりです。