こんにちは!!
保育士の奥本です!!
久しぶりのブログ更新となります。
もしよければ手軽に見られるSNSの方もご覧ください。
サンクスの運動療育ではコーディネーショントレーニングを取り入れています。
(詳しくはこちらの記事をご参照ください。)
コーディネーショントレーニングは7つの要素(リズム能力・バランス能力・連結能力・反応能力・変換能力・定位能力・識別能力)から構成されています。
今回はその中のバランス能力について解説いたします。
バランス能力とはその名の通り、全身のバランスを保つ能力のことです。
動作中や空中での全身のバランスを保つことができます。
また、崩れた体勢を素早く立て直すことが可能になります。
あらゆる運動の基盤となりつつ、立つことや歩くこと、姿勢の保持など日常生活の中でも重要です。
保護者の方から、
「授業中に姿勢(座位)が保てない」
「バランスを崩してよく転ぶ」
といった相談をよくいただきます。
これらの原因の多くは体幹の弱さとバランス能力の弱さです。
体を支える筋力が足りていないのか、バランスを保つ感覚が乏しいのかの差であり、それぞれ意識的にトレーニングする必要があります。
体幹とバランス能力、この二つを満遍なく鍛えることで姿勢を保つことは可能になります。
体幹トレーニングについては後日詳しく解説いたします。
もしくはこちらの記事をご参照ください
バランス能力を鍛えるためにはバランスを崩すことや不安定な状態で運動することが重要です。
【トレーニング例】
①目を閉じて片足立ち
②両足をそろえ、両手を後ろに組んで、しゃがむ・立つを繰り返す
③全力で前後左右にジャンプ
着地時にピタッと静止(片足でも)
④半回転or一回転しながらジャンプ
着地時にピタッと静止
実践してみてバランスを崩してしまっても大丈夫です。
大切なのは崩れそうになったバランスを堪えたり、回復させたりすること。
これらを繰り返すことでバランス感覚を育むことができます。
トレーニングの成果はすぐには見えません。
コツコツと意識的に取り組むことで少しずつ向上し、無意識でもバランスをとれるようになるでしょう。
発達の著しい幼少期・児童期(ゴールデンエイジ)から感覚トレーニングを行うことは、将来の運動能力や基礎体力にも大きく影響します。
遊びを通して訓練していきましょう。