こんにちは!!
保育士の奥本です!!
今回は握力についてお話します。
握力は物を持ったり、蓋を開けたり、日常生活の中で頻繁に使われます。
スポーツでも道具を持ったり、相手を掴んだりと重要なパワーです。
握力を鍛えていないと困る場面といえば、力仕事を続けた後に握力が弱くなった経験ありますよね。
子どもたちもペットボトルの蓋が開かなかったり、鉄棒に掴まり続けられなかったり、握力不足を感じる場面が見られます。
そんな握力ですが、3つに分類することができます。
①クラッシュ力
これはまさに「握り込む力」。
体力テストの握力計で計測する力です。
ちなみに握力が70kgあればリンゴを握り潰すことができるそうです。
さらにゴリラの握力は500kg近くあるそうなので、見かけても握手を求めない方がいいでしょう。
②ピンチ力
指で物を「つまむ力」です。
ボルダリングや柔道で必要になる他に、楽器の演奏やペットボトルの蓋を開け閉めなど、生活の中でもピンチ力の不足でピンチに陥ることが多々あります。
③ホールド力
物を握ったまま、それを「保持する力」です。
重たい物を持ち続けると手が疲れてきて、力が入らなくなっていきます。
それはホールド力が限界にきているためです。
クラッシュ力やピンチ力のような瞬間的な力ではなく、持続する力です。
握力は手の筋肉というよりは前腕(手首から肘)の筋肉で発揮されます。
手を握ると腕が硬くなったり動いたりしていますよね。
握力を鍛える時は手だけではなく腕を意識しましょう。
その上で3つの握力のどれを鍛えるのか意識すると効果的です。
ハンドグリッパーやフィンガーグリップなどの器具でもトレーニングできますが、物を持ったり、手をグーパーさせたりするだけでも鍛えることができます。
他の筋トレと同様、急にやりすぎると痛みが生じることもありますから、ゆっくり負荷をかけていきましょう。
握力が足りないと感じた時、どの握力が足りないのか細分化してみましょう。
単なるパワー不足なのか、使い方が間違っているのか。
事象を細分化して観察し、最適な解決法を考えていきましょう。