こんにちは!
指導員の奥本です!
秋雨や台風の到来で落ち着かない天気が続きました。
気温差や季節の変わり目に調子を崩している方も多くおられると思います。
いまいち調子が上がらない。
ものごとが思うようにすすまない。
いつもならできていたことができなくなった。
そんな不調やスランプは誰にでも訪れます。
もちろんコーチたちにも。
子どもたちにも。
今回はそんなスランプとクラムジーについてお話します。
スランプとは原因のつかみにくい一種の混乱状態のことをいいます。
一時的に調子が落ち、
本来の実力が発揮できなかったり、
モチベーションが上がらなかったり、
物事への集中が続かなかったりします。
そんなスランプを脱出するための確実な方法はありません。
自分に合った方法を見つける必要があります。
例えば、
・一旦問題を手放してみる
・苦しい状況から離れてみる
・気分転換をする
・生活習慣を見直す
など、試行錯誤を繰り返してみてください。
スランプを脱出するためには原因を探ることも大切です。
何が自分の重荷になっているのか、何が足りないのか、
一旦落ち着いて、自分自身を見つめ直してみてください。
また、元メジャーリーガーのイチロー氏はスランプの対処法についての質問に、
「対処しないことです。つらいけどそのままやって下さい」
と答えています。
上手くいかないことで不安になり、苛立ちを覚えることもあります。
まずはそういった精神状態にあることを受け入れることが
スランプ脱出への近道といえるでしょう。
クラムジーも同じような状態のことをいいますが、
これは成長期の小・中学生に多くみられます。
成長による手足の長さや視点の高さ、体の重さの変化によって、
今までどおりに体が動かせなかったり、
骨の著しい成長に比べ、筋肉は遅れて成長するため、
体に張りや痛みを覚えたりすることがあります。
それによって運動が好きだった子が運動をしたがらなくなったり、
できていたことができなくなったりしてしまいます。
大切なことは、クラムジーは自然なことと受け入れることです。
運動不足ややる気の無さを責めてはいけません。
戸惑う子どもたちを支えながら、
できること、意欲のあること、楽しいことから取り組んでいきましょう。