こんにちは!
指導員の奥本です!
暑くなりましたね。
6月は雨が少なく、去年より暑くなるそうです。
憂鬱です……。
これから本格的な暑さを迎えるということで、
以前、ブログの題材にもした熱中症対策の「暑熱順化」についてお話します。
内容はほとんど一緒ですので、覚えている方は飛ばし読みしていただいて、
療育風景の写真をお楽しみください。
暑熱順化は体を暑さに慣らすことです。
暑さが本格化する前に取り組みます。
暑熱順化のポイントは汗腺機能を鍛えることです。
主に2つの方法があります。
1.運動での発汗
1回10~15分くらいのウォーキングを1日に2~3回行います。
汗ばむくらいの強度で始め、徐々にペースを上げたり、時間を増やしたりすることで、運動することに体を慣れさせましょう。
2.入浴での発汗
シャワーだけで済ませるのではなく、毎日40℃くらいの湯船に浸かります。
10分くらいは入浴しましょう。
入浴することで汗腺が開くので効果的です。
一週間ほど続けることで効果が出始めます。
暑熱順化をすることで、心拍数が減り、
深部体温と皮膚体温が上昇しにくくなります。
また、疲労を感じることが少なくなります
他にも汗をかく量、心臓が全身に送る血液量が増え、
汗をかき始めるタイミングも早まります。
これらが作用することで、体内の熱を効率よく体外へ放散できるようになります。
また、基礎体力をつけておくことも大切です。
普段、運動をしない人の方が熱中症になりやすいので、
暑熱順化を意識して、運動しましょう。
とはいえ、既に高温多湿の日が増えてきており、
お店などの冷房で、内と外の気温差を感じることもあります。
無理のないように運動してください。
特に子どもは大人よりも暑さに弱く、
地面からの照り返しの影響も強く受けます。
発達障害の特性の感覚過敏により、
人よりも気温や湿度を不快に感じているかもしれません。
コミュニケーションの苦手さから、
それを伝えられずにいるかもしれません。
自分が平気だから相手も平気だと思わずに、
一人ひとりのSOSを見て、聞いて、感じて、声をかけてあげてください。