こんにちは!
指導員の奥本です!
4月が終わり、5月も半ばになりました。
ということは2019年の3分の1が終わったということです。
あっという間に感じますか?
実は時が流れるのが早いと感じるのは大人だけなのです。
子どものうちは毎日が発見や初体験に溢れ、脳が刺激されます。
大人になると日々がマンネリ化し、日にちが経つのが早く感じるのです。
密度の高い日々を過ごそうと思ったら、
日々何かに挑戦したり、環境を変えたり、
脳を程よく刺激してあげましょう。
時の流れをゆっくりに感じる方が老いにくいともいわれています。
今回は握力についてお話します。
握力は物を握ったり、蓋を開けたり、
スポーツでも道具を持ったり、相手を掴んだり、
様々な場面で使用する筋力です。
握力というと「握る力」ですが、これは3つに分類することができます。
①クラッシュ力
これはまさに「握り込む力」。
体力テストの握力計で計測する力です。
ちなみに握力が70kgあればリンゴを握り潰すことができるそうです。
さらにゴリラの握力は500kg近くあるので遭遇しても握手を求めてはいけません。
②ピンチ力
指で物を「つまむ力」です。
ボルダリングや柔道で必要になる他に、
楽器の演奏やペットボトルの蓋を開け閉めなど、
生活の中でもピンチ力の不足で困ることが多々あります。
ちなみに100均にも売っているハンドグリッパーではこのピンチ力は鍛えられません。
③ホールド力
物を握ったまま、それを「保持する力」です。
買い物袋などを持っている時、手が疲れて持ち替えることがありますよね。
それはホールド力が限界にきているためです。
クラッシュ力やピンチ力のような瞬間的な力ではなく、持続する力です。
握力は手の筋肉というよりは前腕(手首から肘)の筋肉です。
手を握ると腕が硬くなったり動いたりしていますよね。
握力を鍛える時は手ではなく腕を意識しましょう。
それぞれの筋力を鍛えるためには、ハンドグリッパーやフィンガーグリップなどの器具を用途に合わせて使います。
他にも、手首だけを動かしたり、手をグーパーさせたり、それらを水中で行ったりと、様々な方法があります。
どの方法も間違ってはいませんが、効果が出るかどうかは個人差があります。
ですから、自分に合ったやり方を模索してみましょう。
これはどんなことにもいえることだと思います。
他の人と同じことができないからと悲観するのではなく、
何が課題かを観察し、仮説を立て、検証してみる。
どうしてもできないこと、上手くいかないこともあると思います。
そんな時は周りの力を借りたり、上手くできるように工夫したり、
困りごとは一緒に解消していきましょう。