識別能力 ~○○しながら××する~

識別能力 ~○○しながら××する~

こんにちは!

指導員の奥本です!

 

連載お待たせいたしました……。

いよいよ、コーディネーション能力も残すところあと1つ!

とはいえ、これから紹介する「識別能力」は、初見時、最もイメージしにくかったことを覚えています……。

できる限り分かりやすく解説しますので、ご一読下されば嬉しく思います。

(前口上が思いつきませんでした<(_ _)>)

 

 

そんなわけで今回はコーディネーション能力の識別能力についてご紹介します。

 

識別能力は手や足の動きを微調整する際の視覚との関係を高めます。

そうすることでボールやラケットなど、用具操作を精密に行うことを可能にします。

 

端的にいえば、ボールを狙った所に投げる、ラケット(バット)で飛んできたボールを打ち返す能力です。

 

しかし、ただ道具を使う能力とは少し違います。

大切なのは「複数の動作を同時に、精密に行う」ことです。

 

例えば「ボールを見ながらラケットを振る」。

飛んできたボールを「見る」ことと、ラケットを「振る」こと。

その二つが成立して、ボールを打ち返すことができます。

 

このように、どんなスポーツも単一の動作だけでは成立しません。

ただ走るだけでも腕の振りや足の運び方、体幹などを連携させて動かします。

「○○しながら××する」「□□した後に△△する」

という一連の動作を正確に、精密に行うのが識別能力です。

 

特に「☆☆を見ながら◎◎する」動作は、海外で「ハンド・アイ・コーディネーション」や「フット・アイ・コーディネーション」という名称で、様々なスポーツや外科手術、音楽などでよく取り上げられるそうです。

とあるサッカー選手はこの能力を鍛えるために、ジャグリングやドラム演奏をしたそうです。

 

子どもたちのトレーニングも「○○しながら××する」を意識しましょう。

道具を使わない運動でもかまいません。

〇バスケットボールのドリブル

〇ラケットで風船リフティング

〇平均台の上でキャッチボール

〇障害物争

 

識別能力は他の六つの能力のまとめです。

コーディネーション能力はそれぞれが関連し合いながら発揮されますが、この識別能力が向上することで、より高度なパフォーマンスが可能になります。

そのため、この能力をさらに鍛えるには実践的なトレーニングが必要になってきます。

 

自分の体や器具を上手に使用し、効率よく、専門的な動作ができるようになるには、コーディネーション能力を意識したトレーニングが大切です。

トレーニングを続けていれば、今後、体育の成績が上がるかもしれませんし、もしかしたら、サンクスに来ている子どもたちの中から未来のスポーツ選手が生まれるかもしれませんね。

 

サンクスではスポーツの専門的な技術の指導は行っておりませんが、専門的な訓練を受けるための体力づくり、感覚づくりを行っています。

子どもたちの未来の可能性を一緒に広げていきましょう。

……決まった(*´∀`*)♪