オーバートレーニング症候群

オーバートレーニング症候群

こんにちは!!

指導員の奥本祐貴です!!

 

次第に寒くなってきてます。

はれの日でも風は冷たく、

日が落ちる時間が早くなり、

本格的な寒さが近づいてくる予感がします。

一年の中でも過ごしやすいこの季節。

へとへとになるまで運動するのもいいですね!!

 

今回はオーバートレーニング症候群についてお話します。

 

運動や日常生活で生じる疲労。

これを充分に回復できず、積み重なってしまうと、

体が慢性的な疲労状態に陥ります。

これをオーバートレーニング症候群といいます。

 

オーバートレーニング症候群は、

長期的に続く身体的・精神的なストレスにより起こります。

本来、体に生じたストレスに対しては、神経内分泌系で調節が行われます。

この調節が限界を超え、対応できなくなると、

自律神経やホルモンのバランスが崩れ、体の様々な部分に症状が現れます。

 

初期には、

・起床時の疲労感

・体が重い

・運動のパフォーマンス低下

 

長期化すると、

・睡眠障害

・食欲不振

・体重減少

・動悸

・めまい

・腹痛、下痢

・筋肉痛

・いらだち、鬱

 

などの症状が現れます。

 

貧血や肝機能障害、感染症などの疾病がないにもかかわらず、

上のような症状が続いた場合はオーバートレーニング症候群を疑い、

疲労感が抜けるまでしっかりと休養をとりましょう。

予防には、運動量に見合った休養や、栄養摂取を心がけましょう。

 

また次の項目の変化をチェックしましょう。

①起床時心拍数

②運動に対する心拍数反応

③体重変化

④食欲低下

⑤疲労感

⑥以前よりも運動がきついなどの自覚症状

オーバートレーニング症候群はプロのアスリートだけでなく、

子どもでも発症する可能性があります。

 

体や能力に見合っていない運動量や、環境変化によるストレスなど、

何が原因となっているか、子どもをよく観察し、コミュニケーションをとって、

状態の変化に気づいてあげましょう。

 

特に環境が変化し、まだ慣れていない「一年生」が発症するケースが多いです。

新しい環境に慣れるまでは少しでも子どもの負担を減らせるよう支援しましょう。

サンクスでは過度な運動に取り組むことはありませんが、

学校や外遊びでの疲れが溜まっている子もいるかもしれません。

少しでも「いつもと様子が違うな」と思ったら、来所の際にお伝えくださると助かります。